映画バイバイマンを観た感想。リング型ホラーやん。

■こんな人におすすめ

映画「リング」とか「着信アリ」を観た
ホラー好き

■こんなシチュエーションで

友達やカップルで

映画バイバイマンを観た感想。リング型ホラーやん。

前から気になっていたホラー映画をやっと鑑賞。

美男美女のカップル・エリオットとサシャ、親友のジョンが一緒に古い屋敷を借りて住むってのがホラー的にはもう君ら大変なことになるぞって感じ。
実はその屋敷はいわくつきで、発狂して大量殺人を起こした新聞記者の邸宅っていうんだから事件のニオイがプンプンする。

どうやら「バイバイマン」っていう言葉を考えても言ってもいけない、ってのがルールでこれが映画のミソになってくる。
ちょっと口を滑らしたらもう呪われちゃうから理不尽極まりない。

主人公のエリオットが口を滑らすことでみんなバイバイマンって言葉を知ってしまうんだけど、バイバイマンは襲ってくるタイプのヤツじゃない。
発狂させて自滅させたり相手を殺すように仕向けるという陰湿なオバケなんだ。

だから、この映画のバイバイマンがちょくちょく出てくるんだけどそんなに怖くはないんだよね。
ある意味、アメリカンホラーとはちょっと毛色の違うホラーで、どちらかというとジャパホラの王道「リング」的なホラー。
「見たら死ぬ」≒「考えたら死ぬ」がすっぽり当てはまるよな。

で、ハッキリ言ってしまうがこの映画、すっごく面白いホラーとは言えない。
展開もありきたりな部分が多くて、ストーリーもだいたい読めてしまう。

こういった何かをしたせいで呪われたりするタイプを俺は勝手に「リング型ホラー」と読んでいるんだけど
リング型ホラーが頭打ちになっているなってのが良くわかる映画ともいえるだろうな。

ただ、かばうわけじゃないが面白い部分も。
例えばバイバイマンが現れる前兆として挿入されている列車のシーンには何かありげな謎と、奇妙な映像の面白さがある。
この映画のポイントでもある、人間関係の崩壊がそういえばあまりホラー映画では見られなかったなっていう意味では新鮮さがある。

要は、映画の見方次第で意外と評価が変わるだぞってこと。
仕事終わりに缶チューハイ買って飲みながら見ていた俺は意外と楽しめた。
そんな風に友達とかカップルで見るのがちょうどいい、そんな映画だ。