映画「流転の地球/さまよえる地球」を観た感想。最初から最後までおもろい中華SF。

■こんな人におすすめ

ハラハラ・ドキドキを楽しみたい
エンジョイしながら感動したい

■こんなシチュエーションで

ひとりでもみんなでも盛り上がること間違いなし

映画「流転の地球/さまよえる地球」を観た感想。最初から最後までおもろい中華SF。

ここ10年ほど、SF映画は往年の名作シリーズから新作まで最高に盛り上がっている映画ジャンルの一つとなった。ここまで盛り上がったのはスペースオペラの金字塔である「スターウォーズ」以来ではなかろうか。

俺はSFは映画も小説も好きで心酔しているんだが、恥ずかしながら中国産のSFに触れていなかった。
ずっと見たいなーとは思っていたのだが、ついに見ることができたのである。
そしてすばらしい作品が中国SFにあることを知ることができた。

太陽の膨張により地球の存続が危うくなったことを知った人間は、世界政府を作り太陽系から脱出することを画策。すべての時間と資源を費やし地球に1万基のエンジンを搭載し、その推進力で太陽系を脱出することに成功。

まず、このプロットがすごい。

映画「インターステラー」の場合は、探査船を派遣することにより移住可能な星を探査する手法を選んだ。
映画「メランコリック」では衝突する小惑星から逃れることなく破滅の道をたどった。
映画「クローバーフィールド・パラドックス」では並行宇宙の地球をを救うために粒子加速器の争奪戦が繰り広げられる。

以上、思い出せるだけの地球の存続をテーマにした映画のプロットをだしたのだが、比較にならないことは明確だ。

地球にエンジンを付けて2500年かけて移住可能な恒星系に移動する。

なんていう壮大さだろう、これを聞いただけでスターウォーズを超えるドキドキが体中を駆け巡る。

中国資本の莫大な予算を感じさせる見事なCGもすばらしい、日本にも韓国にもできない卓越した技術だ。
中国娯楽映画にはよくみられるチャイニーズジョークも満載でシリアスな展開とのバランスも良い。

最終的に木星に火をつけて木星の重力から抜け出す正念場があるのだが、思わず見入る白熱のシーンばかりで映画好きも納得のはずだ。

とにかく、見てほしい。プロットが、あらすじが馬鹿げているといわずに自分の目で確かめる必要がこの映画にはある。

非常に見やすいので、友達とも家族ともカップルでも。どんなシチュエーションにも合うすばらしい娯楽映画だ。まあ、俺は一人で鑑賞したんだが。。。

でもいい映画見て満足できたから良しとするか。